数字当て
どんなパズル?
図1 |
他の人が考えた数を当てるパズルです. 他の人に0から15の数の一つを考えてもらいます(図1参照). 4枚のカードを使うと,その数を当てることができます.
作り方
- 以下のものを準備します.
- 折り紙 5枚
- ペン
- ハサミ: カッターでも良い.
- 1枚の折り紙に,図1の通り数を書き込みます.
- 残りの4枚の折り紙には,図2のように穴を開けます(小さい四角が穴の部分です). 左上に 1, 2, 4, 8 の数字を小さく書き込みます.
図2 |
作り方の補足説明
- 以下のPDFを印刷すると簡単に作れます.
遊び方
自分と他の人と二人で遊びます.
- 図1の紙を示して,数を一つ選んでもらいます (もちろん,選んだ数は教えてもらわない).
- 図2の 1 のカードを図1の紙に重ね, 選んだ数が見えているかどうかを尋ねます.
- 1 のカードを持ち上げて,横に置きます.
- 選んだ数が見えていた場合は,そのままの向きで置きます.
- 見えていなかった場合は,裏返して置きます(上下ではなく左右方向に裏返します).
- 図2の 2 のカードを図1の紙に重ね, 選んだ数が見えているかどうかを尋ねます.
- 2 のカードを持ち上げて,1 のカードの上に重ねます.
- 選んだ数が見えていた場合は,そのままの向きで重ねます.
- 見えていなかった場合は,裏返して重ねます(上下ではなく左右方向に裏返します).
- 4 のカード,8 のカードについても同様にします.
- 4枚のカードを持ち上げて図1の紙の上に重ねます. 考えてもらった数が現れるはずです.
解説
- このパズルは2進数の原理に基づいています. 見えているカードの番号の合計が選んだ数になります. たとえば 1 と 8 のカードだけで見える数は 9 です.
- 図1の 0 を 16 に書き換えれば 1 から 16 の数を当てることができます. すべてに 10 を足せば 10 から 26 の数を当てることもできます.
- 数を使うのではなく,16通りの文字や記号を使ってもかまいません.
- 図1は魔方陣にもなっています. 2つの対角線,すべての行,すべての列について,数の合計が常に30です.
- 5枚の穴あきカードを使えば,0 から 31 までの数を当てることができます. どのような穴あきカードを用意すれば良いでしょうか?